この記事では、格安SIM事業「ゼロモバイル」の解説を行います。
ゼロモバイルの情報を網羅し「ゼロモバイルってどんな会社?」「ゼロモバイルって安いの?」「ゼロモバイルはビジネスとしてどうなの?」という疑問を解消します。
ゼロモバイルの企業理念である「新常識を作る」とはどういう理念なのかも紐解いていきたいと思います。
この記事でわかること
ゼロモバイルはどういう会社なのか?
ゼロモバイルの格安SIMの料金
ゼロモバイルのビジネスモデル
ゼロモバイルとは
ゼロモバイルはUQモバイル、Y!モバイルのようなMVNO(仮想移動体通信事業者)という携帯会社になります。
MVNO(仮想移動体通信事業者)は、電波塔を所有する3大キャリア(docomo,au,softbank)から電波を借りてユーザーに提供している事業者のことを指します。
日本の携帯料金は、世界と比べて料金が高いと言われており、料金の見直しが政府から指摘されるほど問題視されています。
昨今、通信とは別業種の企業もMVNO(仮想移動体通信事業者)に参入し、低価格な携帯料金プランを提供しており、日本の携帯料金事情が変わりつつあります。
ゼロモバイルも他の格安SIM事業者と同じく携帯料金を低価格で提供し、さらに最大の特徴である「毎月最大0円で使える携帯」を武器に参入した後発のMVNOです。
UQモバイルやY!モバイルと違うところは、”MLM”という連鎖販売という販売方法を採用しており、別称でマルチ商法と呼ばれたり、ネットクワークビジネスと呼ばれる販売方法で商品を販売しています。
日本では「マルチ商法は怪しい」というイメージが深く根付いているのでマルチ商法について事項で解説します。
MLM(マルチ商法)とは

MLMは日本では「連鎖販売取引」といい、別称ではマルチ商法、ネットワークビジネスと呼ばれます。
結論からお話するとマルチ商法は合法で、怪しいビジネスモデルではありません。
日本ではねずみ講という”悪徳マルチ商法”と混同されることが多く詐欺や犯罪のように思われがちですが、マルチ商法は法律でも認められている販売手法です。
連鎖販売取引のこと(通常、この定義で用いる。多くの辞書でもこの意味で用いられている。消費生活センターも、この用法を採用している)。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マルチ商法を簡単に説明するならば、”口コミ販売”というとわかりやすいかもしれません。
ゼロモバイルは口コミのみで販売している、格安SIMの会社といったところですね。
口コミでの販売なので「簡単で良いな」と思っても、好き勝手口コミをして良いわけではありません。
口コミをして良い”正規代理店”という立場の方のみが口コミを行って良い仕組みになっています。
マルチやネットワークと聞くとそどうしても怪しいというイメージがありますが、実は誰もが知る大手の会社も導入していた販売方法なんです。
- 山之内製薬 日本シャクリー(サプリメント、化粧品)
- カネボウ カネボウセモア(衣料、化粧品)
- ソニー ソニーCPラボラトリーズ(化粧品)
- 森下仁丹 仁丹ファインケミカル(健康食品、化粧品、医薬品等)
- イオン ロイヤルコスモ(健康器具や化粧品等)⇒現ヤマノホールディングス傘下
- ダイエー エックスワン(健康食品)⇒現ヤマノホールディングス傘下
- 三基商事(ミキプルーン)
- ノエビア(スキンケア)
カネボウやソニーのような大手企業でも、新事業を開始する際にマルチやネットワークと言われる販売方法を導入し、商品を販売していました。
ゼロモバイルの料金プラン
ゼロモバイルの料金プランは音声SIM20GB・50GB、データSIM20GB・50GBの4つのプランから選ぶことができます。
大手キャリアのように、細かいプランの組み合わせはできませんが、選択肢が絞られているので、選ぶのが面倒という人には好まれるプランになっています。
追加オプションも豊富で、通常の利用する分には問題ない組み合わせが可能になっています。
ユーザーではなく、代理店として契約する場合は、料金プランに加え「代理店費用」として毎月8,800円が必要になります。
ゼロモバイルのビジネスモデル
ゼロモバイルはユーザーとして使う格安SIMだけでなく、ビジネスとして関わる「代理店」という契約形態があります。
ゼロモバイルの代理店というものはどういう仕組みなのか解説していきます。
ゼロモバイルの契約プラン
ゼロモバイルの契約プランは2種類あります。
- MLMで口コミをし、販売する代理店としての契約プラン
- ゼロモバイルのSIMを利用する、ユーザーとしての契約プラン
代理店とユーザーの違いは、単純で「販売できる権利の有無」です。
代理店はゼロモバイルの格安SIMを口コミで販売することができ、契約数に応じた報酬を受取ることができます。
ユーザーは販売をすることはできず、ゼロモバイルの格安SIMを利用するのみになります。
単純に携帯料金を安くしたい方は「ユーザー」として、販売して報酬を受取りたい方は「代理店」として活動する関わり方になります。
代理店はあまり馴染みがないという方でも、フランチャイズ・チェーン店をイメージしていただければわかりやすいかと思います。
セブンイレブンなどのコンビニは、セブンイレブン本社と契約したコンビニオーナーさんが、セブンイレブンの名前と同じ販売商品を使って商売をはじめるといったものです。
ゼロモバイルも同じで、ゼロモバイルの名前と商品を代理販売するといったシステムになります。
代理販売をしているので、販売の実績に応じて報酬を受け取ることができます。
ユーザーはUQモバイル、Y!モバイルのように格安SIMの契約をして使用するだけなので、SIMのプランや使用感を比較し、今使っている携帯電話からどのくらい安くなるかを計算して判断すれば良いでしょう。
ゼロモバイルの代理店とは
ゼロモバイルの格安SIMを販売できる権利を持つのが代理店なのですが、ユーザーと支払う料金などが同じだったとしたら、せっかくなら販売できる権利を持っていたほうがお得ですよね。
しかし、代理店は代理店費用として、毎月のSIMの料金に加え追加で代理店費用というものが発生します。
代理店費用を加味して計算しないと、最終的に元々払っていた携帯料金より高くなるといったことにもなりかねませんので、ご注意ください。
ゼロモバイルの会員登録には[MLMで商品を販売する代理店]、[商品のみを使用するユーザー]の2種類の会員登録がありますが、この項目では「代理店」にフォーカスして解説します。
ゼロモバイルの代理店は、ゼロモバイルの格安SIMを口コミで販売することで、販売実績に応じた報酬を得ることができます。
例えば
1件販売すれば500円の報酬を支払うA社(会社)の商品をBさん(代理店)がCさん(一般顧客)に販売すれば、BさんはA社から500円報酬を得ることができる。といったような流れになります。
ではなぜこれが権利収入になるのでしょうか?
ゼロモバイルで権利収入が手に入る仕組み
ゼロモバイルの格安SIMを代理店が口コミで販売すると、ゼロモバイルから代理店に報酬を支払うことは、なんとなく理解できると思います。
問題は販売したものが「なぜ権利収入になるのか」といったところでしょう。
それはゼロモバイルが販売している商品が格安SIMだからです。
UQモバイルやY!モバイルには毎月料金を支払いますよね?
ゼロモバイルも同じで、ゼロモバイルの格安SIMを使用している間は、携帯料金が発生します。
格安SIMは1度販売すると、解約するまで毎月支払った料金の一部が代理店に支払われる仕組みになっていります。
代理店は1度の販売で、顧客が携帯電話を解約しない限りずっと報酬を得ることができます。
ゼロモバイルは怪しい?

世間でのイメージが悪いMLMを採用して販売をしているゼロモバイルは怪しいのか?という疑問がでてくるかと思います。
まずは運営している会社を調べていきたいと思います。
会社名 | 株式会社ゼロモバイル |
所在地 | 〒541-0058 大阪府大阪市中央区南久宝寺町1-6-9エスエルビス7F |
代表取締役 | 森畠 真実 |
法人番号 | 3120001230259 |
事業内容 | 通信事業 |
電話番号 | 050-3131-4020 |
法人番号指定年月日 | 令和2年7月8日 |
電気通信事業届出番号 | E-02-04530 |
HP | https://zeromobile.co.jp |
国税庁の法人番号検索で検索にヒットするので、実在する企業で登記されています。
法人番号が指定されてから7ヶ月ほどで登記住所を変更されていますが、オフィス街へ移転しているので、事業規模が大きくなったと判断して良いと思います。
他のサイトで、ゼロモバイルの元登記住所であるエスエルビル7Fはレンタルオフィスという記載がありましたが、確認したところ、レンタルオフィスという事実はありませんでした。
携帯電話事業をする上で必要な「電気通信事業届出番号」も取得しており、会社として怪しい部分は見当たりませんでした。
2022年3月現在でもHPのアップグレードなどが行われており、事業の成長が読み取れます。
まとめ
ゼロモバイルは、MLM(マルチ商法、ネットワークビジネス)といわれる手法で販路を拡大する格安SIMの企業です。
代理店として口コミで商品を販売することができます。
法人の事業として、個人の副業としても最適なので、オススメです!
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