ドコモ回線の格安SIM、通信速度やデータシェア・繰り越し・かけ放題で比較!

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格安SIMで人気の「ドコモ回線」。「通信速度が早くて安定している」という良い評判もありますが、一方で「利用者が多いから遅くてつながらないのでは?」と不安な人も多いと思います。今回はそんな「ドコモ回線の格安SIM」に注目して、現在乗り換え・MNP転出を検討中の方に、最安・最速・安定の3拍子が揃ったサービスはどこかご紹介しましょう。

1. 格安SIMの「ドコモ回線」とは?

1-1. 格安SIM=3大キャリアの回線をレンタルしている事業者

そもそも「格安SIM」とは3大キャリアと呼ばれるNTTドコモ、au、ソフトバンクの回線をレンタルしてスマートフォンの通信サービスを提供している事業者のことです。他の事業者が整備した回線を間借りしているため、設備投資の必要がなく、その分料金を安くできるため「格安」と呼ばれているわけです。

1-2. ドコモ回線=NTTドコモの回線をレンタルしている格安SIM事業者

格安SIMの中で「ドコモ回線」に分類されるものは「NTTドコモの回線をレンタルして通信を行っている事業者」のことです。同様にauの回線を借りている格安SIMは「au回線」、ソフトバンクの回線を借りている格安SIMは「ソフトバンク回線」などと呼ばれています。

2-2. ドコモ回線のメリット・デメリット

2-1. ドコモ回線のメリット:繋がりやすさ

スマホの通信会社を選ぶとき、多くの人が気にするのはやはり「通信の速さと安定性」でしょう。ドコモは携帯電話が普及し始めた最初期からサービス提供しているだけのことはあって、通信の速度と安定性では3大キャリアでも随一の評価を獲得しています。

まず、ドコモ本体の通信の安定性についての評価をご紹介します。

2021年12月にオリコンが行った「満足度の⾼い『携帯キャリア』『キャリア格安ブランド』ランキング発表」では、ドコモ・au・ソフトバンクに楽天モバイルを加えた「4大キャリア」の満足度調査が行われています。

その中で、ドコモは総合2位、「繋がりやすさ」の項目では1位を獲得しています。

引用元:https://life.oricon.co.jp/information/505/
引用元:https://life.oricon.co.jp/information/505/

総合ランキングでこそ楽天モバイルに1位を譲ってしまっているものの、逆に繋がりやすさではドコモが1位、楽天モバイルは最下位となっています。楽天モバイルは3大キャリアと比較するとサービス開始の時期が遅いため、低価格を売りにしてシェアの拡大を狙っていますが、先行するドコモやau・ソフトバンクには通信の安定性では十分に対抗してれていない、という構図が浮き彫りになっています。

実際、スマホユーザーの中にも「メインとしてドコモを契約し、サブ回線として楽天モバイルを契約する」といった使い方をしている人も少なくないようです。

2-2. ドコモ回線のデメリット:料金が高い

ドコモ回線をそのまま使おうとすると、ドコモと直接契約することになります。ドコモに限らず3大キャリアは格安SIMと比べると料金が高いため、この点がデメリットだと言えるでしょう。

3. ドコモ回線の格安SIMがおすすめの理由

3-1. ドコモ回線の格安SIMで繋がりやすさと料金のやすさを両立

「ドコモ回線は繋がりやすいけど、料金が高い」

それはドコモ回線を利用するために「NTTドコモと直接契約する場合」の話です。ドコモ回線の格安SIMは、この「繋がりやすさで最大の評価を受けているドコモの回線」をレンタルして、安価な形で提供しているため、繋がりやすい回線を安く使えるという、まさにいいところどりの選択が可能になるわけです。そのため「繋がりやすい回線を安く使いたい」というスマホユーザーに選ばれています。

3-2. 5G・4G・LTEは対応エリアはドコモ公式サイトでチェック

「ドコモ回線が繋がりやすいのはわかったけど、自分の地域に対応しているかが心配」という方は、以下のリンクからドコモのサービスエリアマップにアクセスして、お住まいの地域が対応エリアに含まれているか確認しておきましょう。

サービスエリアマップ:https://www.nttdocomo.co.jp/area/

ドコモ回線の格安SIMはドコモの回線をレンタルしているため、どの事業者と契約したとしてもこれらの対象エリアに含まれます。

3-3. 格安SIMは遅い、繋がらないなどの口コミを見たときは

ネット上でリサーチしていると、格安SIMに対して「4大キャリアと比べて速度が遅い、繋がりにくい」といったネガティブな口コミも見られます。こうした評判を目にしてなんとなく格安SIMに悪いイメージを持っていた人もいるのではないでしょうか。

確かに、格安SIMは全体としてみれば4大キャリアに対して通信速度や繋がりやすさの面で劣っている部分があるのも事実です。しかし、そうした問題点はサービス品質の良い格安SIMを選ぶことで解決できます。また、格安SIMの通信速度であっても、通常の使い方であればほとんど問題ないことを別の記事で解説しています。興味のある方は以下のリンクからご覧ください。

上記の記事で詳しく解説していますが、スマートフォンの通信速度は場所や周囲の環境、時間帯などによっても左右されるため「格安SIMだから悪い」とは一概に言えません。

今回は特に通信の安定性・繋がりやすさについて評価が高いドコモ回線の格安SIMに絞って取り上げておりますので、そういった意味でもリスクは少ないと言えるでしょう。

4. ドコモ回線の格安SIM、選び方とポイントは?

ここからは、ドコモ回線の格安SIMを選ぶに当たっての選び方、ポイントについて解説していきます。

4-1. 回線速度を調べる

格安SIMの通信速度は以下のようなサイトでチェックすることができます。

① https://minsoku.net/speeds/mvno/rankings

② https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=11526

③ https://kakuyasu-sim.jp/speed/use/file?carrier=docomo&mon=this&show=1

通信速度は測定環境によっても変わるため、あくまでも目安に過ぎませんが「格安SIMの中でも速いか、遅いか」「通信は安定しているという評判か」といった点はチェックしておいたほうがいいでしょう。

4-2. データ通信プランを選ぶか、音声通話プランを選ぶか

格安SIMも4大キャリアと同じように、いくつかの料金プランがあります。どれを選ぶかによって月々の料金が変わるため、ここは重要なポイントだと言えるでしょう。

まず、音声通話のないデータ通信のみのプランにするか、音声通話があるプランにするか決める必要があります。前者のほうが機能が限られる分安くなりますが、スマホで通話したい場合はLINEなどの通話アプリを使うなど別の方法を用意しなくてはなりません。

4-3. 毎月の通信データ容量を選ぶ

毎月どの程度スマホを使うかによって、データ容量を選びます。データ容量によって異なるプランが用意されており、それによって月額料金が左右されるためです。4大キャリアの場合、50~100GBもの大容量プランもありますが、格安SIMの場合は概ね1~20、30GBまでの間のデータ容量から選択することになります。

4-4. データシェアや繰り越し、かけ放題などのオプションはあるか

家族で契約した際に、データ容量をシェアできる「データシェアサービス」や、前月までに使いきれなかった容量を翌月に持ち越す「繰り越しサービス」、音声通話ありプランの場合に「1回あたり◯分以内」など時間制限で、あるいは無制限に定額で通話できる「かけ放題プラン」など有用なオプションサービスの有無もチェックしておきましょう。

ドコモ回線のおすすめ格安SIMをご紹介

先にご説明した格安SIMの選び方・ポイントを前提に、当サイトが厳選したドコモ回線の格安SIMをご紹介します。

5-1. ドコモ回線の格安SIMを通信速度で比較

ドコモ回線の格安SIMを通信速度で比較

まず、格安SIM選びで最も重要とも言える通信速度です。

今回はみんなのネット回線速度(https://minsoku.net/)のデータを参考にmineo、IIJmio、BIGLOBEモバイル、エキサイトモバイル、イオンモバイル、OCNモバイル ONEの6事業者をピックアップしました。いずれも、通常の使い方であれば快適にスマホが使える基準の速度となる「平均ダウンロード速度=10~30Mbps」をクリアしており、この中から選べば「つながらない」「通信速度が出ない」など、大きな失敗はないと言えるでしょう。

数値だけ比較するとエキサイトモバイルが高く、ONEモバイル ONE、その他の格安SIMと続くように見えますが、回線速度は環境により左右されるためあくまで参考として見るべきです。

5-2. ドコモ回線の格安SIMを月額料金とデータ容量で比較

ドコモ回線の格安SIMを月額料金とデータ容量で比較

次に、月額料金とデータ容量を見ていきましょう。mineoやIIJmio、OCNモバイル ONEは単純に月額料金が安く、BIGLOBEモバイルは一見他と比べて高そうにも見えますが、2回線目以降が安くなるという特徴を持っています。エキサイトモバイルは定額料金に加えて、データ利用量に応じて段階的に料金が変わる「段階料金プラン」が特徴です。イオンモバイルは50GBまでとデータ容量の幅が広いところに注目してください。

自分が毎月、どの程度のデータ容量を使うのか、現在の利用状況を踏まえてどれを選ぶのか考えてみてください。

5-3. ドコモ回線の格安SIMをオプションサービスで比較

ドコモ回線の格安SIMをオプションサービスで比較

最後に、オプションサービスによる比較です。データシェアについては概ね5~10回線程度で横並びですが、家族や友人とシェアするのであれば十分な数だと言えます。データ容量の繰り越しについては「毎月の基本容量のうち、残った分を翌月に繰り越せる」「追加購入した分は繰り越せない」という内容が基本となるようです。

月ごとのデータ使用量が大きく変わる人は、無制限の繰り越しに対応しているmineoに注目です。また、かけ放題は1回5分、1回10分、無制限という区切りが多い中、BIGLOBEモバイルは累計60分、90分までのプランに対応しています。「2回線目が安くなる」という料金面での特徴も踏まえると「よく電話する人が、通話用のサブ回線として持つ」ような使い方のイメージが浮かんできますね。

6.まとめ:最終的な決め手は使い方

4大キャリアに比べると料金が安い格安SIM。その中でも通信の安定性が高いと評価されているドコモ回線の格安SIMに絞って、おすすめの事業者を紹介しました。回線速度、月額料金、データ容量、そしてオプションサービスという主要な項目を元にサービス内容を比較しましたが、複数のポイントで比較することによってそれぞれの違いがある程度見えてきたのではないかと思います。

今回おすすめした格安SIMはいずれも回線速度については十分な評価を受けています。したがって、それ以外の観点を重視するなら、たとえば次のような基準で選んでみてはいかがでしょうか。

  • 月額料金を重視する人:mineo、IIJmio、OCNモバイル ONE
  • データ容量を重視する人:イオンモバイル
  • 毎月のデータ使用量が増減する人:mineo、エキサイトモバイル
  • よく電話をかける人:BIGLOBEモバイル

気になる格安SIMがあった場合は、以下のリンクから公式サイトへアクセスしてみてください。それぞれのサービスの違いをより細かく知れば、きっとあなたに最適な格安SIMが見つかるはずです。

【各社公式サイト】

mineo:https://mineo.jp/

IIJmio:https://www.iijmio.jp/

BIGLOBEモバイル:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/

エキサイトモバイル:https://bb.excite.co.jp/exmb/sim/

イオンモバイル:https://aeonmobile.jp/

OCNモバイル ONE:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

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